ブログ

2019.2.1

飲食店の開業資金の調達方法! その1

 飲食店を開業しようとした時、資金の調達についてどんな方法を思い浮かべる事が出来るでしょうか。
開業前の資金調達というのは、重要な意味を持っています。

 今回は前回に記述しました方法のうち下記の2つについて考えていこうと思います。

まず1つ目の自己資金

 自己資金だけで開業できるのがベストですが、開業に必要な資金の総額というのは、飲食店をはじめる店舗物件を決めてからでないと算出できませんし、選ぶ店舗物件によってその金額は大きく違ってきます。

 また、少額の自己資金では初期の投資で自己資金をほとんど使い切ってしまいます。開業後の客足は不安定のため、収入は不安定になります。

 一方で支払いは、食材や家賃など容赦なく襲いかかってきます。そのため、キャッシュフローが厳しいと、客が定着し軌道に乗る前にキャッシュが足りなくなり、廃業に追い込まれてしまう可能性が高くなります。

 まず、自分の持っている資金を事業資金と飲食店を開業してから軌道に乗るまでの間の当面の生活費にしっかり分けて自己資金を貯めるようにしなければなりません。

 

2つ目が親族からの借入

 最もポピュラーな方法です。配偶者、親、兄弟・姉妹、そして親戚といった「血縁・親族関係」の中で開業資金を集めることが可能であれば、かなりスムーズにお店をオープンすることができます。

 ただし、配偶者や親族関係でもお金の問題はきっちりとしておく方が良いです。そのお金に返済義務があるのか、ないのか。返済義務がある場合は、利子はどうするのか、返済期間はどうするのかなど内容を書面化しておくことで、後々の金銭トラブル発生を防ぐことができます。

 

 実は血縁・親族関係からの資金調達は、他の資金調達にも関わってくる重要な方法です。
親族から借入しても開業資金が不足した場合、次回紹介する「融資」によって補うことになります。

 融資の審査では借り手の「資産」の量が大きく影響します。通常、自己資金とは自分で貯めたお金にあたるのですが「親族からの資金調達分」も、自己資金という「資産」として認定される可能性があります。自己資金が多いと判断されれば融資の審査が若干なりと有利に運ぶこともあります。

 ただし返済義務が発生する場合は自己資金とは認められないです。
お金を借りた時点で返済計画をしっかり立てるのもポイントになります。

 

 次回は親族からお金が借りられない場合や、借りられたとしても必要資金の一部にとどまった場合には、足りない分を金融機関から融資を受けることになる「融資」について考えたいと思います。

 

 

カテゴリー
バックナンバー

Copyright(C)osakasogyoyushi.jp All rights reserved