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資金繰り表が必要なのは・・・
会社を経営するうえで、最も気を使わなければならないのが「資金」です。いくら帳簿上売上があってもキャッシュフローがうまくいかず資金ショートしてしまったら・・・。
資金繰り表を活用すれば、現金収支が明確になるため、このような事態を回避することができます。
そもそも融資時にも必要な「資金繰り表」って何?
「資金繰り」と言うと難しい印象を受けるかもしれませんが、会社の資金繰り表は基本的にお小遣い帳や家計簿と基本的には同じなのです。
資金の収支をあらわす表で、会社のお金がいつ、いくらのお金が入って、これからいくら出ていって、いくら残るのか。
資金繰り表をつくると、資金の収支予定を把握できます。キャッシュフロー計算書では貸借対照表と損益計算書から作成していくもので、過去の現金の流れを追っていくものですが、資金繰り表は将来においての資金の収支予定であるため、過去を見る表と将来を予想する表の違いとなります。
どんぶり勘定では資金繰りはできず、そのためにもお金の出入りを明確に見極められる資金繰り表の作成が必要になってくるのです。
資金繰り表は決して難しいものではありません。一度作成すれば、更新作業を行えばずっと活用し続けられ、資金繰りを安定させるうえで不可欠の銀行融資を受ける時も効果を発揮するのです。
銀行がお金を貸すときにもっとも重視するのは、使途と返済財源です。使途が前向きで返済財源がしっかりしていればお金を貸してくれます。
資金繰り表は、使途が適正であり、回収に問題がないことをアピールするための力強い訴求資料になります。
でも資金繰り表を作成している会社は少ないのです。決算書と違って税務署に提出したりする必要がないからです。
決算書と違って形式は自由なのでしっかりとした資金繰り表を作成して、それをしっかり説明できるようになれば資金調達能力が強くなるでしょう。